ともに生きる明日コンサート 合唱劇「カネト」 豊橋・豊川公演

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第2部 合唱劇「カネト」

M11.天竜峡
天竜峡! これが…

カネトは、天竜峡の厳しさに思わず息をのみますが、竿一本で川を下っていく舟をみて、天竜の人たちと測量をすることを決意します。
せり上がる天竜峡。スロープだった舞台装置も立ち上がり、険しい天竜を視覚的にも表現しました。

M12.戦い M13.命綱
ヘイヤイエーエイ ヘイヤイエイ ヘイヤイエーエイ ヘイヤイエイエー

命綱を頼りに、急斜面で測量を続けるカネト達。イノシシに襲われたり、雪に足を滑らせ、崖から滑り落ちたりと測量はなかなか進みません。
1曲の中にたくさんの要素が盛り込まれた曲。歌っている私たちはとっても、おもしろかったです。

M14.タヌキ
タヌキだ タヌキだ つかまえて つかまえて

宿舎に迷い込んだタヌキを捕まえます。タヌキは友達のいなかったカネトのむすめのかなちゃんの、良い友達になりました。
大人と子どもと違うメロディーを歌う楽しい曲でした。

M15.雨
来る日も 来る日も 雨 雨 雨

降り続く雨に、測量は進まず、食料もなくなりました。
大人の合唱の見せ所。柔らかな声で雨を表現しました。

M16.ポン太
いつかどこかでまた会えるよね

とうとうポン太までいなくなってしまいました。
かなちゃんのソロ。この歌は、初めて聴いた時から、歌っている私たちも涙、なみだでした。

M17.食料を求めて
先の見えない川沿いを 空腹に生つば飲み込み 水窪の 町をめざして 歩く

食料を求めて、水窪の町まで買い出しに行く事になりました。途中、地元のおばあさんにも出会い、カネトは測量をやり遂げる事を心に誓います。
水窪を目指して歩く演技…難しかったです。でも、写真を見ると、かっこいいシーンになってました(^^)

M18.今日よりも明日
じりじり じりじり 測量の足を伸ばす

測量は少しずつ進んでいきます。
測量のシーンの演技は、実際に測量をやっている方からお話を聞いたりしました。

M19.帰れるぞ!故郷へ
帰れるぞ 胸をはって 大雪山のふところへ

とうとう、測量が終わりました。
演歌調の歌で、測量が終わった喜びを表現しました。

M20.喜びの踊り
アラハオー ホィヤー イヤハオー ホィヤ

輪になって踊りはじめました。
第一回の合宿に川村兼一さんの奥様久恵さんに来ていただき、ムックリと踊りを教えていただきました。その成果が出たかな。

M21.工事現場
削岩機がうなりをあげ 粉じんが身体中にこびりつき

測量は終わりましたが、カネトはさらに線路工事の現場監督を頼まれます。
男声の力強い「ダダダダ」という削岩機の音が印象的な歌です。

M22.カネトの夢が…
一ヵ月もかけて工事をしたのに 大量の土砂が崩れ落ち

大雨で土砂とともに、線路を押し流してしました。
舞台装置も崩れ、迫力のあるシーンになりました。

M23.後悔
俺の誇りと魂は 土くれの中に埋まってしまった

カネトは「測量が終わったあの時、帰ればよかったのか」と後悔します。
鳴海さんのソロ!立ちすくむカネトの悩む気持ちがよく表れていました。

M5.フクロウ
カネトはアイヌ コタンの子供 カネトはアイヌ カムイの息子

「…道は自分の手で切り開く…そうだった!引き受けた以上どんなことがあってもやりとげる!俺はアイヌだから!」
星の光がしずくのように降りそそぎ、カネトは気持ちを取り戻します
女声だけで歌いました。カネトを見守る母親のようでした。

M24.襲われる
不意に丸太が カネトの足をなぎはらった

トンネルから水が噴き出し、いらだった人夫達に襲われます。
襲っている人夫達は合唱団のお父さん。普段は「ばかやろう」なんて言いそうもない優しい人たちなんですが…怖かったです(^^)

M25.アイヌの誇り
生きるということは 少年の日の夢と希望を 人間の誇りを 生命の中に生かすことだ

カネトは人夫達に切々と語りかけ、土をかける人夫達の手も止まりました。
藤村先生はこの曲を鳴海さんに歌ってもらうために、カネトを創作したそうです。

M26.完成
苦しみを喜びに変えて線路が光る 人間の心をつなぐ線路が走る

ついに線路工事が終わりました。
この曲は一番最後に出来た曲です。実行委員のメンバーも、歌詞を考えていました。
最終的には、やはり田中寛次さんの考えたものになりましたが、一緒に考えたという事で、みんなの思い入れも一段と強い歌でした。

M27.エピローグ(生命のコスモス)
きらめく銀河につながって つむぎ合い 支え合い 共に生きる

エピローグ。この合唱劇のテーマです。「つむぎ合い、支え合い、共に生きる」

初演というという事でみんなのパワーで押してしまった所もあり、まだまだこれから発展していくと思いますが、公演は大成功だったと思います!
この感動は歌った人にしか分かりません。次は是非、一緒に歌いましょう(^^)
Report by Youki.H


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